プロや上級者が、曲げられないホールや距離感を出したいときに使う”スリークォータショット”。3/4ショットとも言われます。
名前を聞いたことはあるが、どうやって打つの?どんなメリットがあるの?と疑問を持たれている方は多いと思います。
今回は実戦向きの”スリークォータショット”について、通常のフルショットと比較して説明します。
また、”スリークォータショット”のメリットと練習方法についても紹介していきます。
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フルショットと何が違うのか?
フルショットを4/4とすると、3/4の振り幅で打つショットになります。
そのため、多少飛距離は落ちますが、コントロール性が抜群で、俗にいう”ライン出し”ショットは、スリークォータショットのことを指しています。
グリーン周りのアプローチショットのスイング幅を3/4にして打つイメージです。
ただし、このイメージをクラブの長いミドルアイアンで行い飛距離も出す必要があるので、そう単純なものではありません。
なぜコントロール性が良いのか?
スリークォータショットはコントロール性に優れている、縦の距離感が合いやすいと良く言われ
ますが、これには理由があります。
それは、フルショットに比べてクラブフェースの開閉が少ないからです。
クラブフェースの開閉が少ない分、打球の高さは低くなりますが、インパクトが抜群に安定します。
そのため、縦の距離感が出しやすいショットとなります。
また、フルショットしないので、力みにくく、体と手が同調しやすい点も安定性が高い理由の1つです。
スリークォータショットの打ち方は?
とにかく、体とクラブを同調させてスイングすることが大切です。
右手は使わずに、下半身主導でクラブが引っ張られるイメージでスイングします。
小手先でクラブヘッドを合わせるのではなく、体の回転主体でスイングするイメージです。
最初は想定した飛距離が出ないと思いますが、力んで飛ばそうとせず、体の回転を速めることで飛距離を伸ばすイメージをもって練習しましょう。
スリークォータショットを覚えると、ゴルフのレベルが一段階ステップアップすると思います。
極めるにはそれだけ難しいショットとなりますが、スイングの基本が詰まっているので、基本で出来ていないと打てないショットでもあります。