ビジネスの世界でもいわれることですが、無駄を省くことを突き詰めることが、ゴルフスイングでも大切です。
ゴルフでは体格が大きい外人の方が、飛ばしなど様々な面で有利ですが、その体格差以上に日本人が抱える問題的特徴は「思考法」です。
特に「思考法」の差はゴルフの練習方法にあらわされます。日本人はとにかく練習で悩み過ぎです。
自身のスイングと理想とするスイングを比べては、球を打ちながら何回も試行錯誤を繰り返します。日本人は高い理想を追い求めすぎる傾向が強いです。初心者の頃から、いきなりトッププロのスイングを模倣し、自分でアレンジしてどんどん余分なものを付け足しています。
いわゆる「足し算」のスイングになっているのです。いくら足し算をしても答えが出なく、他者に意見を求め、さらに悩んで深みにはまっていく。
そうなると、もはや練習は上達するためでなく、悩むためにあるようなものになってしまいます。では、どのような考えでスイングすれば良いのでしょうか?
今回は「足し算」スイングの逆の考えとなる「引き算」でスイングを考える方法について紹介します。
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「引き算のスイング」で自分のスイングを作る
ゴルフの練習は、本番でスコアを縮めるために行う行為です。
もし、練習で悩んで「足し算」のスイングを繰り返すことによって、スコアを悪化させるようなことがあったとしたら、それは練習でなく無駄な苦労になるでしょう。
海外のプロは、さきほど説明した「足し算」を考えるのではなく、無駄なものを削り落とす、「引き算」を考えて自分のスイングを作っていきます。
スイングを細切れに考えないし、部分的に悩むこともないです。テイクバックしたら、一気にフィニッシュまで振りぬくこをと第一に考えるため、余分な動きはどんどん削られていきます。
その繰り返しこそが、スイングをシンプル化させる近道になります。「足し算」をさずに、「引き算」を繰り返して無駄を省いていった先に、自分の理想形となるスイングが待っているはずです。