パッティングでミスする原因は大きく分けて4つに分類されます。
ミスにミスが重なり偶然入ることもありますが、その原因を理解しなければパッティング技術は向上しません。
「パッティング is マネー」と言われるように、ゴルファーの行きつく先は、パッティング技術の差となります。
特にアマチュアの方はパッティング練習する機会が少ないため軽視しがちですが、ゴルフの中で一番重要な技術です。
天気、気温、コース状況により、同じパットは2度とないかもしれませんが、パッティングが上手な方は共通して意識しているポイントがあります。
今回は、パッティングに対する考え方と、ミスパットが生まれる4つの原因と対策を紹介します。
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パットを打つ前に何を考えるか?
パッティングされたボールがカップインするまでに、自分が何を考え実行しているかを考えてみましょう。
まず最初に、グリーン上の自分のボールをマークしてカップを見ます。
このときゴルファーが感じるのはカップまでの距離です。
カップまでは何メートルあるのか?カップまでは上っているのか?下っているのか?それらを感じ、さらにその日のグリーンの速さを考えながらタッチをイメージします。
次はラインの読みです。
ストレートなのか、スライス、フックするのか?あるいはスネークラインなのか?曲がるとすれば、どの辺りから曲がり始めるのか?などをチェックします。全ての確認を終え、狙うべきポイントにボールのラインを合わせてパットします。
通常、ゴルファーはアドレスに入るまでに、これだけのことを考えて実行しています。
ただし、これらの作業は全て脳の中で行われています。
感覚といのは脳が覚えている記憶です。過去のラウンドで行ったパッティングについての膨大な情報が脳には記憶されています。
それらの情報を無意識に感じ取り、ラインとタッチが決まり、アドレスに入るのです。
自分が考えたラインやタッチが仮に正解だったとしても、それをイメージ通りの距離感で打てるかは技術的な問題になります。
パットの技術は「パットがうまい人の共通点とは?」でも紹介していますが、パッティングは技術、精神(イメージ)が両方成立しないと入らないのです。
パットを成功させる4つの要素
パットを成功させるためには、以下の4つの要素が必要になります。
- 距離感の読み
- ラインの読み
- 狙った方向に真っ直ぐ打ち出す技術
- イメージしたタッチを再現する技術
逆にいえば4つの要素のうち、1つでもミスがあるとカップインはしません。
ラウンド中にミスパットした場合は、4つの要素のうち、どの要素をミスしたかを毎回考えることが大事です。
それに気づけば対策を立てられます。失敗を繰り返さないために、ミスの本質を知ることが上達への第一歩です。