アプローチショットでの距離感の作り方は千差万別です。
そのため、距離感の図り方は自分に合う合わないが謙虚に表れます。
今回はトップアマチュアが実践している以下の距離感の作り方を3つ紹介していきます。
- 再現性の高いスイングを基準にして距離感を作る方法
- フルスイング基準に逆算して距離感を作る方法
- 打ちたい球筋によって距離感を作る方法
自分に合った方法を見つけてることが上達の近道となります。以下で細かく説明していきます。
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1.再現性の高いスイングを基準にして距離感を作る
飛距離をどのようにコントロールするかは、その一番のポイントは自分の距離感の基本形を作ることです。
基本形というのは、どのような状況でも同じ振り幅でクラブを振れ、一定のリズムで振れるスイングです。
それを利用して、自分にとっての一番気持ちよく振れるスイングで距離感のベースを作ります。
気持ちよく振れるスイングは反復性が非常に高く、距離感が一定になりやすいです。
具体的な方法は、自分がアプローチで使用するクラブで、気持ちよくスイングした時の飛距離を把握することです。
たとえば、SWで自分の気持ちよく振れるスイングが50ヤードの場合、ピンまでの距離が60ヤードとか40ヤードといった状況では、気持ちよく振った時のスイング50ヤードを基準にアレンジしていきます。
距離に対して自分のスイングを合わせるのではなく、自分のスイングを基準とした距離感をベースにしたほうが結果的にアプローチでの距離が合ってきます。
2.フルスイング基準に逆算して距離感を作る
フルスウィグの距離を計算し、そこからターゲットまでの距離を逆算してスイングを考えていく方法です。
ただし、フルスイングといっても8割くらいの力感を基準にします。
例えば、サンドウェッジでフルスイングが70ヤードの飛距離の場合、50ヤードを打つ場合は20ヤード減、40ヤードであれば、30ヤード減という具合に引き算的に振り幅を抑えていきます。
ここで注意するのは、 振り幅を小さくしてもスウィグリズム、スピードは変えないことです。
せっかく振り幅を調整しても、リズムやスピードの違いで距離感がくるってしまいます。
また、スイングスピードで距離感を調節すると、インパクトの緩みによりダフリ、トップの原因になりやすく、安定したインパクトができないため、距離感も安定しませんので注意が必要です。
3.打ちたい球筋によって距離感を作る
ピンまでの距離により振り幅で打つのではなく、ショットのイメージで距離感を作る方法です。
例えば、ピンまでの50ヤードのアプローチという場面があったとします。
ピンがグリーン奥でグリーンが早ければ手前に落としてランを使って寄せることを考えます。ピンがグリーン奥にあってもグリーンが重くて転がりにくい場合は、ピンの近くに落とすでしょう。
このように同じ50ヤードのアプローチでもグリーン状況により、キャーリー、ランの比率が変わってきます。
まずは飛距離の基準となるスイングを元に、キャリーを抑えてランを多めに使いたいときは、基準のボール位置からボール1個分右足寄りに置きます。逆にキャリーを多く、ランを抑えたいときは、基準のボール位置からボール1個分左足寄りに置きます。
振り幅は極力変えずに、ボールの位置により距離感をコントロールする方法は風の強弱やライの良し悪しにも対応できるので、試してみる価値はあるでしょう。